意識低い式

テキトーに楽しく生きる、それでいいのだ

酒が飲めない人にとってビアガーデンはハードルが高いのです

ビアガーデン、本当は行ってみたい

お酒が弱いから、居酒屋に行ってもウーロン茶を頼む。最初のころは同席した人から「あれ?飲まないの?」みたいなことを言われるのがいやで、とりあえず無理をして、カシスオレンジ的なものをチビチビと飲んでいた。頃合いを見計らって店員に小さな声でウーロン茶を頼む。まわりにバレないように。

サントリー 烏龍茶 2L×10本

 

しかし、いつだったか、一体、私は誰に気をつかっているんだろう?友達、店員、それとも自分?と思うようになり、最近では居酒屋だろうと迷わずウーロン茶を頼めるようになった。だから私にとっては居ウーロン茶屋だ。楽しそうに酔う人たちを横目に、私もウーロン茶で楽しくやっている。

 

ただ、夏になるとちょっとだけうらやましいことがある。それはビアガーデンという存在。夏の暑さの中で、開放感のあるテラスで飲む。さぞ楽しいことだろう。

しかし、飲めない私にとって、ビアガーデンのハードルはあまりに高すぎる。さすがにビアガーデンに行っておいて、ビアーを頼まないのはありえない。焼肉屋で焼肉屋を食べないような、漫画喫茶でマンガを読まないような、そんな罪悪感がある。居酒屋は居ウーロン茶屋にできても、ビアガーデンはウーロン茶ガーデンにはなりえない。

 

そんな切ない気持ちからか、私は夏になるとベランダに出て、ウーロン茶をチビチビと飲みながら、右手にはスイカバー、さらにローソンのからあげクンも付けて、ビアガーデンならぬ「私の好物ガーデン」をオープンさせる。今年もそろそろベランダにイスを出して、支度をしなくては。

 

いつか本物のビアガーデンに行くことを夢見ながら。

今週のお題「夏支度」