仕事でウソをついても閻魔さまに舌は抜かれないよ、きっと
たかがビジネス、小さなウソくらいはいーじゃない
完全にダラダラモードな私。
フリーランスなので別に休日ってわけでもないのですが、先ほど取引先から仕事の電話が。でも、今日は仕事する気分じゃない。とっさに
「今、温泉旅行で箱根なんですよ。週明けにまた連絡しまーす」
とウソをついてしまいました。で、またダラダラモードに戻って布団でごろごろ。
私は普段からこういうウソをよくつく。たぶん取引先の相手にもバレています(苦笑)。なので罪悪感はまったくない。
でも、世の中には仕事でのウソを絶対に許せないって人、たくさんいますよね。
相手のウソが許せないパターン
「仕事なんだぞ、お金のやり取りしてんだぞ!」と他人がウソをつくことが絶対に許せない人。
たしかに、悪いのはこちらですけど、別にお金をダマしとったり、不正や犯罪をしてるわけじゃないんだから、それくらいで怒らないでよー。最終的にはちゃんとやるよー。
というと「だったら初めからウソをつくな。正直に言えばいいだろ!」とさらに怒る。
たしかにおっしゃる通りですけど。ウソつかないと「働け!」って言うタイプでしょ、あなた。
自分のウソが許せないパターン
「責任ある仕事をしているんだから、ウソはまわりに迷惑をかけてしまう。絶対にダメだ」と、とにかく真面目な人。
もしくは「もしもウソがバレたらどうしよう?もしもバレたら人生終わりだ」と異様にビビる人。
そんなに自分に厳しすぎたら、仕事が楽しくないんじゃない?仕事くらいで人生終わらないよ。
というと「でも、真面目にがんばってる自分が好きだから」と、微熱では決して休まず40度の高熱を出してからようやく「風邪をひきましたので休みます。医師の診断書はもらっております!」とつらそうなのにドヤ顔。
それで、ホントにまわりに迷惑かけてなければいいけど。
閻魔様だっていちいち怒らないんじゃ?
で、こういう人たちに共通するのが「一生懸命なわりに仕事ができない人が多いんじゃないか」ということ。私のような意識の低い人間が良いとは言いませんが、もう少し肩の力を抜いてもいいのでは?よーするに「柔軟性がない」のです。
「不器用だけど真っ直ぐでありたい」というと聞こえはいいけど、単なるフレキシブルさに欠けてるだけな気がする。私はフリーランスという仕事柄か、いろんな会社の人と会うのですが、デキる人たちって意外とウソつきでテキトーなやつらが多い。でも柔軟性があるから、やるときはビシッと決めてくれます。
それに、たぶん死んだら閻魔さまの裁きがあるのかはよくわかりませんが、仕事のちっちゃなウソくらいで舌は抜かれませんよ、きっと。
「うつ」になるくらいなら「うそ」でいい!
そんなんで、いちいち舌を抜かれてたら、牛タン屋が開けちゃうし。
最近やたらと「うつ」が問題になってますが、「うつ」になるくらいなら、上手に「うそ」がつける人間になったほうがずっといい。ウソを許せずに誰かを苦しめたり、自分を苦しめたりするほうが、きっと罪としては重い気がするのです。もしも閻魔さまがいたとして、怒るのそっちじゃない?
ちょうど5月病になりやすいシーズン。ちょっとのウソは許せるくらいのほうが、人生楽しいぞ?という意識の低い人間なりの意見でした。