地方って言ってる時点で地方はずっと盛り上がらないよね
呼び方っていうのは、たかが呼び方ではあるけど、されど呼び方であって、ものごとに大きな影響を与える。
どんな呼び方をしようと物の本質は変わらないという人もいるけど、やっぱりジーパンと呼ぶのとデニムと呼ぶのとではオシャレさが違う。実際にお店に並べてみたとき、デニムの方が圧倒的に売れるのではないか。
で、同じように呼び方について変えたほうがいいのではないかと思うものがある。
地方。
今の日本が停滞していて、世の中の上手くいかない理由の多くは、東京の一極集中にあると思っていて(なんで東京でオリンピックやるんだろ?)、それが解消されない限り、日本はずっとパッとしないままじゃないかと私は考えている。
だからこそ地方創生というものがもっと推進されていくことを切に願っているのだが、そもそも「地方」という呼び方をしている時点で永遠に「創生」されることはないんじゃなかろうか。
だいたい地方という呼び方はおかしくないか?
辞書を開くと「三大都市以外の地域」とある。
辞書がいうなら正しいのだろうけど、昔の誰が決めたかわからない勝手な定義に対して、文句を言いたい。
都会に対して田舎はわかる。でも、田舎は栄えれば都会になれるかもしれない。
一方で、地方というのはなんだろう、「お前はどんなに栄えようがずっと地方だ」という呪われた運命(さだめ)のような、くだらない固定観念のかたまりのような乱暴さを放ってはいないか。
地方を地方と呼ぶ限り、創生されることはきっとない。
英語の本来の意味は知らないけど、たぶん「シティ」くらいの、ポップでライトでキャッチーな響きを持つ言葉で、地方が呼ばれるようになったとき、はじめて学校も企業も省庁もそして人も、みんなが集まりだすはずだ。
何か地方の良い呼び方はないものだろうか?
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