意識低い式

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映画テラフォーマーズを全く観てないけど想像で辛口批評してみた

「テラフォーマーズはここがダメだった」を想像してみる

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インターネットを見ていると、映画テラフォーマーズが賛否両論みたいですね。いや、むしろ否のほうが多い模様。

 

いったいどんな映画なんだろ?

 

 

と気になりつつも、テラフォーマーズにまつわるネット記事やブログは、タイトルだけは見かけても読みはしません。

 

なぜなら、私は観ないので。

 

これはもう個人的な、ある意味で「宗教上の理由」に近い感じというか、「伊藤英明が主演する映画は観ない」という私の決まりなのです。

 

そんなの差別だ、決めつけるのはバカだ、良い作品だってあるかもしれないのにもったいない、なんて言われそうですけど、もう小さい頃から親のしつけみたいなものなので。豚を食べてはいけない戒律みたいなものです。そこに理由なんてないんです。

 

(その代わり、濱田岳くんが主演の映画は必ず観なさいという決まりもあります)

 

なので、映画テラフォーマーズについて言及している記事は一切読んでません。

 

が、ネット記事のタイトルや、テレビで目にした映画のCMや番宣である程度の情報は入ってきています。

 

んで、何を思ったか、ゴールデンウィークで暇なこともあり、私も批評してみたくなってきちゃったのです。完全に私の想像、いや妄想だけで、映画テラフォーマーズの悪い点を書いてみようと思います。

 

ちなみに原作漫画はちょこっと読んでます。じょーじ。

 

以下、まったくの私の想像なので映画を真剣に楽しみにしている人は完全に無視してくださいね。

 

全体的に安っぽい

今回、映画テラフォーマーズを観て、率直な感想を一言で、と言われたら、いろいろツッコミどころはあるにせよ「ハリウッドに撮らせたかった」が正解だろう。

 

とにかく安っぽい。それに尽きる。

 

衣装もアクションシーンも敵のゴキブリも、コント番組ならお金かけてるなーくらいのクオリティなのである。

 

もう、これは誰かのせいとかではなく、日本映画の限界なのだ。こうしたアクション作品は無理だということにそろそろ気づいてほしい。

 

最初に伊藤英明の戦闘シーンは、もうね、悪い意味の特撮ヒーローもの。あまりのまぬけさに、隣で観ていたサラリーマンのおじさんがポップコーンを鼻から噴き出してましたよ。

 

(予想が当たっている度80%)

 

演技が嘘っぽくて、感情移入できない

上に書いたこととも通じるのだが、CG撮影の悪い点が出ちゃってる。出演者全員の演技から「ゴキブリへの恐怖」が感じられない。すなわち、火星にいないんですよ。

 

小栗旬も山田孝之も良い役者だけど、今作に限ってはずっとヘラヘラしてるのが演技に出てる。彼らはまだ下北沢とかにいるんだよね。山田孝之は赤羽かもしれないけど。火星にいないゆえ、危機感が全然伝わってこないから、ハラハラしないし、感動もできない。

 

唯一の救いは、篠田麻里子が大物俳優たちに囲まれて、たぶん緊張感あったのかな?それが良い方向に作用して、結果的にはキレイに映っていた。

 

(予想が当たっている度50%)

 

説明がしつこいくせに、肝心な部分が適当

そもそもテラフォーマーズって、昆虫図鑑なのが面白い漫画なのに、そこの説明が物足りない。主人公たちの生い立ちとかばかり描きすぎて、肝心の昆虫トリビアに時間を割けなかったのは残念。

 

これ、登場人物が多すぎが原因なのは明らか。三池監督っていつも原作をぶち壊すくせに、こういう部分は律儀に守っちゃう。律儀なら日本人以外も使えよとも言いたいけど。もっと少数精鋭にしちゃえばよかったのに。

 

おまけに売れっ子俳優が多いから、誰もおざなりにできない。あと、とにかく山Pに時間割きすぎ。人物描写と昆虫トリビアとアクションのバランスがおかしい。

 

ラストの武井咲のシーンも説明不足だし、あんなの原作を読んでないと意味わからんぞ。続きはウェブで、みたいに続きはコミックで、ってか?

 

(予想が当たっている度30%)

 

ケインコスギがゴキブリ役というオチは秀逸

今作において、最も褒めるべきところ、それがケインコスギであることは間違いない。

 

全身をテカテカな茶色のペイントをしながらでもわかる肉体美は、もはやエンターテイメントを通り越してアートと呼べるほどだった。

 

また、最初はバグズ2号の乗組員と思わせつつ、本当はゴキブリだったという謎解きシーンで、なぜ1人だけずっとカタコトだったのかという伏線をきちんと回収していて、これぞ三池マジックという他ない。

 

衝撃だったのがラストの「オレノコブシガ、火ヲ吹クゼ!」と叫びながら、拳でなく全身が爆発してしまうシーン。私が映画を鑑賞した新宿ピカデリーは爆笑に包まれていた。隣で観ていたサラリーマンのおじさんは涙を流しながらポップコーンを鼻から噴き出してましたよ。

 

(予想が当たっている度10%)

 

劇中歌を担当した松たか子は良かったが、エンディングのMay.J版は不満

 

映画テラフォーマーズは、全体を通して、ミュージカルテイストがふんだんに盛り込まれていたが、小池栄子役の吹き替えを担当した松たか子は、圧巻の歌唱だった。そこも最後に評価したい。

 

ただ、残念なのは、劇中で小池栄子がゴキブリたちにゴキジェットプロを散布していくシーンで、小池栄子の吹き替えで松たか子が歌う「火星であそぼう」がエンドロールでは、なぜかMay.Jバージョン。このがっかり感が今作の全体的ながっかり感を象徴していたような気がしてならない。

 

(予想が当たっている度5%)

 

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というわけで、映画テラフォーマーズを観てもいませんが批評してみましたが、たぶんだいたいこんな感じで合ってるでしょ?

 

当たっていても、ハズレていても、先に謝っておきます。スミマセンでした!

 

今週のお題「ゴールデンウィーク2016」